卒業式のフィナーレを飾る、全校合唱「旅立ちの日に」を歌う卒業生の様子
18日(土)に、東野幌小学校第54回卒業証書授与式が行われました。
卒業式は、卒業生65名の前途を、祝福するような絶好の晴天に恵まれる中での式となりました。
緊張の中、いよいよ卒業式が始まった時の様子
練習の成果を発揮し、卒業証書、式辞などが整然と進められる中、卒業生、在校生共に姿勢を崩すことなく、立派に対応することができていました。式の最大の見せ場である、お別れの言葉の交換では、在校生からは6年生に対する感謝の気持ちがしっかりと伝えられ、卒業生からは、6年間を振り返る思い出や、支えられてきた人達への感謝の気持ち、これから在校生に託す思いなどが、しっかりと伝えられました。
一人一人、卒業証書が手渡される証書授与の様子
在校生からの贈る言葉、練習の成果を生かして立派に発表できました
たくさんの思い出と、感謝の言葉を述べる卒業生の様子
私自身が、小学校に来て初めての卒業式となりましたが、中学校とは、また違ったおもむきある卒業式に、非常に感動させられた式となりました。
式の中では、保護者の方々に、充分なお祝いの言葉と、感謝の気持ちを伝えられませんでしたので、この場をお借りし改めて、お礼とお祝いの言葉を述べさせていただきます。学校に対しましてのご支援、ご協力、誠にありがとうございました。そして、お子様の御卒業、おめでとうございました。
<式辞の抜粋:卒業生へのメッセージ>
中学校の生活に向かって歩み出すみなさんへのはなむけとして、二つのことをお話しします。
一つ目は、目標を持つこと。目標は人生の道しるべとなり、迷った時でも、自分の進むべき道を照らすことになります。できるだけ具体的な目標を定め、その目標に向かって自分は何をしたらよいかを考え、これからも努力できる人になってほしいと思っています。
二つ目は、「感謝の気持ちを大切にし、その気持ちをしっかり発信させていく」こと。今日、小学校の過程を卒業するという立派な節目を迎えることができました。しかし、今日の日を迎えることができたのは、自分の力だけではないということを肝に銘じて下さい。見えないところで自分のために力を尽くし支えてくれた人がいるから、今日の大切な節目を迎えることができたのです。
見えないところで支えてくれた人は、言うまでもなくご両親、祖父母、兄弟など、ご家族の方々。そして先生方や地域の方々など、あなたたちの周りにいるすべての人達です。すべての人に対する「感謝の心」を忘れず、これからの一日一日の行動の中で、示すことができる人になってほしいと思います。
さあ、四月からは中学生です。新たな出会いと世界が皆さんを待っています。大いなる夢と希望を抱いて中学校へ進んでください。
みなさんが進んでいく新しい道は、平坦な道だけではありませんが、どんな苦しい時でも、強い気持ちを持ち、自分のペースを守りながら、一歩一歩確実に歩んで行けるように頑張って欲しいと願っています。
また、人は決して一人ではなく、強い人間関係を築きながら自己を実現していくものだと思っています。自分がやるべき責任を果たしていれば、必ず支えてくれる仲間に出会うことができるはずです。多くの人と良い関係が作れるよう、努力を惜しまない人になって欲しいと願っています。
皆さんの前途が光り輝くものになることを祈念して、私の式辞といたします。