5年生で、福祉体験学習の実施について

28日(火)に、5年生の総合的な学習において、福祉学習の一環として体に装具をつけての高齢者体験と車椅子に実際に乗る体験学習が行われました。

江別市の社会福祉協議会から用具をお借りしての体験学習となりましたが、車椅子体験では、車椅子に乗る時の注意点や、乗っている人のサポートの仕方などについて、学んでいきました。

車椅子の操作では、段差での走行やスロープでの上り下り、水飲み場での水飲み体験、トイレなどの狭い入り口での出入りの体験が行われました。2人一組になって校舎の中を、操作して回りましたが、サポートを受けながらでも思ったように動くことができず、その大変さについて子どもたちも学ぶことができました。

 

車椅子での水飲み体験をする子どもたちの様子  

 スロープので、車椅子の操作を体験する子どもたちの様子

また、高齢者体験では、体に装具をつけての体験となりました。目には、ゴーグル(視界が遮られ、その変化を体感する装具)、耳にはイヤーディフェンダー(聴覚を遮る装具)、腕と足にはひざ、ひじ用サポーター(関節の動きを鈍くする装具)、手首、足首用バンド(重りが入った装具)、手には、ゴム手(手の感覚を鈍らせる装具)を、身に付けて校舎の中を、実際に歩く体験をしました。

階段などのコースを決めて、歩いて回りましたが、関節が曲がりにくい、視界が極端に狭くなる、体が思った以上に重りがおもく動きづらい等、高齢者になった時の模擬体験をすることができました。

 高齢者体験用の装具を身に付ける子どもたちの様子

 装具を身に付けて、階段の上り下りに挑戦する子どもたちの様子

今回の体験をもとに、今後は、体の不自由な人や、高齢者にどのように接していかなければならないのか、福祉全体に関わる学習を加えながらまとめて行く予定です。