11日(火)に、5年生の総合的な学習において、福祉学習となる認知症サポート講座が行われました。
今日の学習では、江別の地域包括支援センターより、認知症地域支援推進員の方に、来校頂いてのサポート講座となりましたが、認知症の方への対応の仕方についてや、認知症とはどういった病気なのか教えて頂きました。
パワーポイントを使って説明する講師の様子
認知症の人たちが安心して暮らせるようにサポートにあたるためには、初めに認知症についての正しい知識が必要であり、どんな病気なのか教えて頂きました。認知症とは、能に蓄積された有害な物質により、脳細胞が破壊されたり萎縮してしまう病気で、記憶が欠落したり、新しいことをおぼえることができなくなる病気と言うことを教えて頂きました。また、記憶の一部が欠落しても心は正常であるため、解らなくなったことに対する不安が大きくなり、接する場合は優しく丁寧で、焦らせないことが大切であることも教えて頂きました。
対応について、グループ相談する子どもたちの様子
現在、認知症の認定されている人数は全国に500万人いて、7,8年後にはその数が700万人を超える予想がされており増える傾向にあることや、江別市内でも5000人が認定されており身近な問題であることも教えて頂きました。また、治療方法が確立されていない状況にあるためできることは、病気の発症を押さえたり、症状を遅らせるのに脳を活性化させることが大切で、脳と一緒に手や指を動かす予防のための運動も教えて頂きました。2時間続きの学習でしたが、貴重な知識を知る講座に、あっという間に過ぎてしまう取組となりました。