4日(月)に、5年生の総合的な学習において、福祉学習の一環として江別市の手話講習会運営委員会から講師の先生を招いて手話の講習会が行われました。
講習会は、2時間に渡っての学習となりましたが、初めの一時間は学年全体で講話を聞く学習が行われました。講話は講師の先生が手話で話すのを見ながら、同時に違う講師の先生が後ろから通訳する形で進められていきましたが、殆どの子どもたちが生で手話を見たことがなかったので、その雰囲気を感じながらの講話となりました。講話の内容は、耳の聞こえない人が生活上でどのように不便を感じているのか、それをカバーするためにどう工夫しながら生活しているのか等をお話しして頂きました。
2時間目の学習は、クラス単位での学習となり、教室に戻って簡単な手話による単語の表現や、自己紹介の仕方について学んでいきました。単語の表現では、手で作る「グー、チョキ、パー」の形を使って表現できる言葉をはじめに教えて頂きました。グーを使った代表的な言葉は、【 おはよう:グーを枕にして外す動き、お疲れ様:グーで反対の腕をたたく動き、走る:両方の手でグーを握って振る動き】、チョキでは、【こんにちは:チョキを作って顔の前に持ってきてお辞儀、歩く:チョキを下に向けて、歩くように動かす、泳ぐ:二本指を横にして交差させる】、パーでは、【こんばんは:手の甲を前であわせる、拍手:両手を立ててひらひらさせる、おいしい:手のひらをほっぺたに当てる】など、代表的な表現を教えてもらいました。
また、2時間目の後半では、自己紹介の仕方を教えて頂き、お互いにペアになって自己紹介をし合ったり、全体の場で自己紹介を発表する取組がもたれて行きました。今回の手話体験は、施設訪問に続き第2弾の福祉学習となりましたが、今後も体の不自由な人や、障害を持つ人とどのように接していかなければならないのか、福祉に関わる課題を広げながら学習をまとめて行く予定です。
耳の聞こえない人の生活での問題点について、講話を聞く5年生
代表的な手話表現について指導する講師の先生の様子
自己紹介の仕方について教えて頂く5年生の様子
教えて頂いた自己紹介を、全体で披露する5年生の様子