いよいよ今回の修学旅行記が、最後の特集となります。前回の続き、2日目の朝からスタートしますので、よろしくお願いいたします。
サンパレス2日目、朝食での子どもたちの様子
2日目の朝は、少し早めのバイキング形式での朝食を済ませ、次の目的地を目指すためサンパレスでの退館式を行いましたが、退館するときにホテルの方から話して頂いた言葉で印象的でした。今回、宿泊したサンパレスのクリスタル館は、老朽化のため年内一杯で閉館となり、お客様のニーズに応えるために新しくリニューアルされると言うことでした。もちろん東野幌小学校での利用も最後となり、来年以降の学年は、クリスタル館には宿泊できなくなるのです。今回の旅行で、楽しい思い出を作れた場所だけに、残念な気がしましたが、それだけに、ここでの記憶をしっかり残さなければならないのだなと強く感じました。
クリスタル館での退館式、ホテルの方から話しを聞く子どもたちの様子
2日目の最初の見学地は、有珠山の噴火によってできた西口火口の散策でした。この西口火口は、2000年の3月に始まった噴火によりできたもので、平坦な道だったところが、マグマの隆起によって押し上げられ新しい山が形成され、道が急勾配になっていたり、至る所で寸断されていたり、陥没したところには池ができる等の状態になっていました。また、道の周りにあった工場や民家などは、土砂に飲み込まれたり押しつぶされたりしていましたが、衝撃的だったのは、麓にあった幼稚園の建物に、直径1m以上もある火山弾が跳んできて、屋根や壁に無数の穴を空けていたものを目にした時でした。この時の噴火では、迅速な対応で、奇跡的に死者が一名もでませんでしたが、自然災害の恐ろしさを目の当たりにし、災害への対応の大切さを改めて感じ帰ってくることができました。
西口火口についてガイドさんから説明を受ける子どもたちの様子
西口火口の急勾配な道を、頑張って山頂まで登る子どもたちの様子
山頂で、有珠山を背景に記念撮影
西口火口の後は、今回の旅行で、一番楽しみにしていたルスツリゾートでの遊園地体験。高いところが苦手な子や、乗れそうな遊具に合わせて、グループ編成しての遊園地体験となりましたが、恐かった乗り物にも友達と思い切って挑戦する子もいて、苦手意識を克服できる子も見られました。中には恐いから絶対にダメと言っていたハリケーンに3回も挑戦する強者もいました。修学旅行シーズンであり、複数の学校が来校しており、混雑することも予想されましたが、どの遊具も比較的スムーズに乗ることができ、遊具体験を充分に満喫することができました。
楽しみにしていたルスツリゾートの遊具前で、記念撮影する様子
ジェットコースターもみんなで乗れば恐くない!笑顔で挑戦する子どもたちの様子
お化け屋敷にも挑戦!恐くて泣いてしまう子もいました…
ルスツでの昼食は、みんな揃っての焼き肉体験!
ルスツでの体験後は、中山峠での休憩を挟んで、一路学校への帰校。旅行の疲れと修学旅行の終わりを感じながら、淋しい気持ちに陥りがちでしたが、バスレクをしながら友達との最後の時間を楽しみながら帰ってきました。バスは、予定通りの16:30に学校に到着。たくさんの出迎えの中、無事に帰着することができました。帰着後は、帰着式を行い、旅行を支えてくれた保護者の方や、添乗員、写真屋さんへのお礼をした後に、学年団の担当者より修学旅行のまとめを簡単に行いました。
帰着式で、修学旅行のまとめについて話しをする学年担当者の様子
今回の修学旅行では、準備段階から取組を含めて多くの事を、6年生は学ぶことができました。そんな中でも特に、①時間等、ルールを守って行動すること、②仲間と協力して行動することは、子どもたちにとっても大きな自信になったのではないかと感じています。学んだことを、生かしながら取り組めるように学年団を中心にサポートにあたっていきたいと思います。