中学校から来校した数学の先生から出前授業を受ける6年生の様子
6日(水)の3,4時間目に、小中連携の一環として6年生で、中学校より数学の先生に来校してもらい数学の出前授業を実施しました。
中学校に入学する前に、中学校での授業の雰囲気を体感してもらうために、数年前から実施している取組ですが、今日の授業では、野幌中学校の先生に来校して頂き、6年生のクラスで出前授業をして頂きました。
授業で取り組んでもらったものは、偶然に思えるものでも、その裏に必ず理論的な根拠が有り、それを実際に数字を使って体感し、数学的に考え証明する授業を進めて頂きました。
教えてもらったのは、自分の好きな数字をランダムに3つ選び、組み合わせて3桁の数字にし、その3桁の数字のはじめと終わりの数字を入れ替え、新たな3桁の数字を作り出し、出来上がった2つの数字の大きい方から小さい数字を引き、出てきた数字を、更にひっくり返して足すと、全ての計算で1089になることを教えて頂きました。
例 はじめに選んだ数 538 → ひっくり返した数 835
大きい数から、小さい数を引く → 835ー538= 297
出てきた数をひっくり返して、計算
→ 297+792= 1089 ※必ず9の倍数になる
また、1089の数字に好きな数字をかけて、出てくる数字の則性を利用して、隠された数字を言い当てる方法についても教えて頂き、子どもたちは数字の持つ不思議さや、数学の楽しさを教えて頂く授業となりました。
中学校の先生にヒントをもらいながら規則性を考える子どもたちの様子
4月には、中学校での本格的な学習がスタートしますが、今日の取組は、中学校での学習に関心を高めさせる良い取組になったのではないかと思いました。