実習生の授業観察の実施について

今週から教育実習に来ている実習生のため、先生方に授業を見学させてもらっていますが、今日も1時間目の1年生と、3時間目の6年生の算数の時間を見学させてもらいました。

1年生の授業では、数を加えていくための式の作り方を中心に、学習に向かう姿勢を整えさせる声かけや、答えに対してさらに意欲を高めさせる評価の工夫などについて、見せていただきました。

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6年生の算数の授業を参観する実習生の様子

6年生の算数では、実習生に取っては非常に参考となる課題解決方の授業をおこなってもらいました。

導入では、児童に課題を焦点化させるための課題設定がおこなわれ、展開では、課題解決に向けての予想から、基本問題を使って確認。さらに、解決に向けての手立てを定着させるため、確かめ問題による反復学習と、発展的な展開で学習が進められていました。

また、課題解決に向かう途中の段階では、考え方を整理させたり、思考力を高めさせる取組として、相談活動が繰り返し取り入れられていて、非常に参考になりました。

授業の終末では、もちろん授業のまとめがされていて、授業の中で学んだ内容をしっかりと確認させる形でまとめられていました。

良い授業のポイントとして、ノートにしっかりまとめさせる板書も非常に重要で、今日の授業では、家庭学習などで、振り返りに利用できるように1時間の内容を一枚の板書にまとめる、重要な箇所を意識させるためのチョークの色使い等、それらを意識させた板書となっており、実習生に取っては非常に参考となるものになっていました。

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ノート1ページにまとめさせることを意識した参考となる板書

6月23日には、実習生の研究授業が予定されていますが、たくさんの授業を参考にさせてもらいながら、子ども達のために良い授業をしてくれることを期待したいです。